
「会議の議事録作成に時間を取られている」「音声認識アプリの選定に迷っている」——こんな悩みを抱えているビジネスパーソンは少なくありません。
本記事では、LINEヤフーが提供するAI音声認識サービス「Clova Note」の文字起こし精度、使い方、料金プランを徹底解説します。さらに、NottaやFelo字幕など主要な競合ツールとの比較も行い、自社に最適なツール選びの参考にしていただける内容になっています。
- Clova Noteの基本機能と特徴
- 文字起こし精度の実力(日本語・英語対応)
- Notta・Felo字幕など競合との比較
- 導入すべきシチュエーションの判断基準
本記事は5分で読めます。最後まで読めば、Clova Noteが自社の課題を解決するツールかどうか、明確に判断できます。
Clova Noteとは?基本機能と特徴
Clova Note(クローバノート)とは、LINEヤフーが提供するAI音声認識・文字起こしサービスです。音声データをテキストに自動変換し、会議の議事録作成やインタビュー記録の整理を大幅に効率化できます。
主な機能
- 音声認識・文字起こし:日本語・英語・中国語など17言語に対応
- リアルタイム文字起こし:会議中に同時進行でテキスト化
- 話者識別:最大10人までの話者を自動判別
- スマホアプリ:iOS/Androidに対応
料金プラン
| プラン | 料金 | 音声認識時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 毎月120分 | 機能制限あり |
| ベーシック | 1,100円/月 | 毎月600分 | 基本的な機能すべて利用可能 |
| ビジネス | 要問い合わせ | 無制限 | チーム機能・API連携 |
Google Meetの文字起こし方法もあわせてご覧ください →
Clova Noteの文字起こし精度を検証
Clova Noteの最大の関心事は、やはり文字起こしの精度です。実際の使用シナリオに基づき、その実力を検証します。
日本語認識の精度
日本語の音声認識は比較的高精度で、日常的なビジネス会議であれば95%以上の認識率を実現しています。特に、クリアな発音で話される場合、正確にテキスト化できる場面が多い印象です。
英語対応
英語の認識にも対応していますが、日本人スピーカーの場合、やや認識率が下がる傾向にあります。ネイティブスピーカーの会議であれば、実用的なレベルです。
対応言語一覧
日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、タガログ語、ヒンディー語、アラビア語、トルコ語の17言語に対応しています。
Clova Noteの使い方:導入から活用まで
Clova Noteの導入手順から実際の活用方法までをステップごとに解説します。
STEP 1:アカウント登録
Clova Noteの公式サイトにアクセスし、LINEアカウントまたはメールアドレスで登録します。
STEP 2:音声ファイルのアップロード
アプリまたはWeb画面から、文字起こししたい音声ファイルをアップロードします。対応フォーマットはMP3、M4A、WAVなど主要な形式です。
STEP 3:文字起こしの開始
アップロード後、「文字起こし開始」ボタンを押すと、AIが自動的にテキスト変換を開始します。処理時間は音声の長さによりますが、1時間の会議で約5〜10分程度です。
STEP 4:テキストの編集・エクスポート
文字起こしが完了したら、テキストを確認し、必要に応じて修正します。TXT、DOCX、PDF形式でエクスポート可能です。
Microsoft Teamsの文字起こし方法も解説しています →
Clova Noteのメリット・デメリット
Clova Noteを導入する前に、メリットとデメリットを把握しておくことが重要です。
メリット
- 多言語対応:17言語に対応しており、グローバルな会議にも活用可能
- 話者識別機能:誰が発言したかを自動判別
- LINE連携:LINEヤフーのサービスと連携しやすい
デメリット
- リアルタイム性の限界:完全なリアルタイム文字起こしはできず、録音後に処理が必要
- ボット参加型:Web会議ツールで使用する場合、ボットを会議に参加させる必要がある
- 日本語特化:日本語の認識精度は高いが、その他の言語ではやや精度が落ちる
Clova Note vs Notta vs Felo字幕:主要ツール比較
文字起こし・翻訳ツールの主要3サービスを比較しました。
| 項目 | Clova Note | Notta | Felo字幕 |
|---|---|---|---|
| 運営元 | LINEヤフー | Not Inc | Sparticle |
| 対応言語(認識) | 17言語 | 40+言語 | 20+言語 |
| 対応言語(翻訳) | なし | 40+言語 | 90+言語 |
| リアルタイム文字起こし | △(録音後処理) | ○ | ○ |
| Web会議ボット方式 | ボット参加型 | ボット参加型 | ボット不要 |
| 料金(月額) | 1,100円〜 | 約2,000円〜 | 9ドル(約1,400円)〜 |
| 話者識別 | 最大10人 | 最大200人 | 無制限 |
| 多言語翻訳字幕 | × | △ | ○(リアルタイム) |
それぞれのツールが向くシチュエーション
Clova Noteが向く場合:
– LINEヤフーのサービスを既に利用しており、連携を重視したい
– 主に日本語の会議録を作成する
– 多言語翻訳機能は必要ない
Nottaが向く場合:
– 多言語対応が必要で、認識言語数を重視したい
– 英語中心のグローバルチームで利用する
– 話者識別の精度を重視したい
Felo字幕が向く場合:
– Web会議でボットを参加させたくない
– リアルタイム翻訳字幕が必要(90+言語の翻訳出力)
– Zoom・Google Meet・Teamsなど複数のツールを利用する
– 議事録作成だけでなく、会議中のリアルタイム理解を支援したい

Felo字幕でボット不要のリアルタイム翻訳を実現
ここからは、Clova Noteのデメリットを克服する選択肢の一つとして、Felo字幕の特徴を解説します。
Felo字幕とは
Felo字幕とは、ボットを会議に参加させることなく、リアルタイム翻訳字幕を実現するツールです。デスクトップアプリとChrome拡張で動作し、システム音声を直接キャプチャします。
Felo字幕が選ばれる3つの理由
1. ボット不要の安心感
参加者に「知らないボットが会議にいる」違和感を与えません。システム音声キャプチャ技術により、外部ツールの介入なく会議音声を取得します。
2. 90+言語の翻訳出力
認識言語20+に対し、翻訳出力言語は90+に対応。グローバルな会議で、各自が母語で字幕を表示できます。
3. 複数ツールに対応
Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webex、Tencent Meetingなど主要なWeb会議ツールに対応しています。
Felo字幕なら、Web会議の翻訳課題を解決できます
導入ステップ(STEP 1〜3)
STEP 1:Felo字幕アプリのインストール
公式サイトからデスクトップアプリ(Windows/Mac)またはChrome拡張をインストールします。
STEP 2:会議ツールの選択と設定
使用するWeb会議ツール(Zoom/Teams/Meetなど)を選択し、字幕の表示言語を設定します。

STEP 3:会議に参加し字幕を確認
通常通りWeb会議に参加すると、画面上にリアルタイム翻訳字幕が表示されます。


3つのツールの使い分けガイド
自社の状況に応じて、最適なツールを選ぶためのガイドです。
チェックリスト
| 質問 | Yes → Clova Note | Yes → Notta | Yes → Felo字幕 |
|---|---|---|---|
| 既存LINE連携を重視? | ○ | – | – |
| 認識言語数が最優先? | – | ○ | – |
| ボットを会議に参加させたくない? | – | – | ○ |
| リアルタイム翻訳が必要? | – | △ | ○ |
| 複数会議ツールを使い分けている? | – | △ | ○ |
| 料金を安く抑えたい? | ○ | – | ○ |


よくある質問(FAQ)
Q1:Clova Noteの無料版で何ができますか?
無料版では毎月120分の音声認識が利用可能です。基本機能を試したい場合や、月間の利用時間が少ないユーザーに適しています。ただし、話者識別やエクスポート機能に制限がある場合があります。
Q2:Felo字幕は日本語の会議に対応していますか?
はい、日本語の認識と翻訳に対応しています。日本語で話された会議を英語や他の言語にリアルタイム翻訳することも可能です。
Q3:NottaとFelo字幕のどちらがおすすめですか?
用途によります。議事録作成メインであればNotta、Web会議中のリアルタイム翻訳メインであればFelo字幕が適しています。特にボットを会議に参加させたくない場合は、Felo字幕が有利です。
Q4:Clova NoteはWeb会議ツールと連携できますか?
はい、対応しています。ただし、ボットを会議に参加させる方式となるため、セキュリティ上の理由で利用できない企業もあります。
Q5:Felo字幕の料金は?
Personalプランで月額9ドル(約1,400円)から利用可能です。無料トライアルも提供されているため、実際の使用感を試してから判断できます。
まとめ:Clova Noteで何ができるか
Clova Noteは、LINEヤフーが提供する音声認識サービスとして、日本語の文字起こしに高い精度を発揮します。特に、LINEサービスとの連携や、多言語対応(17言語)を重視する企業に適しています。
一方で、Web会議での活用を考えると、ボット参加型という方式がデメリットになる場面もあります。そのような場合、Felo字幕のような「ボット不要」のツールを検討することをお勧めします。
各ツールの特徴を理解した上で、自社の会議スタイル、利用言語、予算に最適な選択をしましょう。
