
「海外のウェビナーを資料化したい」「英語のインタビューを書き起こしたい」「TOEICのリスニング対策にスクリプトが欲しい」——英語音声の文字起こしが必要になる場面は増えています。実は英語の文字起こしは、日本語のそれとは勝手が違い、ツールの選び方を間違えると精度で大きく差がつきます。
本記事では、
- 英語の文字起こしで押さえるべき3つのポイント
- 無料ツール・AI高精度ツール・リアルタイム翻訳込みツールの3つの方法
- 精度を上げるための実践的なコツ
まで解説します。
文字起こし 英語とは?日本語と違う3つのポイント

英語の文字起こしとは、英語で話された音声(会議・インタビュー・動画・講義など)をテキストに変換することです。最近のAI音声認識は英語に最適化されたモデルが多く、同じツールでも英語の方が日本語より高い精度が出やすい傾向があります。英語は音素の種類が限られ、単語の切れ目が音響的にはっきりしているためです。
ただし、英語ならではの難しさも3つあります。
- 同音異義語の多さ:write/right、their/thereなど、文脈でしか判別できない単語が大量にある
- 訛りのバリエーション:アメリカ・イギリス・インド・シンガポールなど話者による差が大きい
- 縮約形とスラング:gonna、wanna、ain’t など書き言葉に存在しない表現の扱い
つまり英語の文字起こしは「認識精度」だけでなく、文脈理解と表記の整え方まで含めて設計する必要があります。音声認識の仕組みそのものについては音声認識の仕組みとは?AI音声認識技術のしくみと精度を徹底解説で詳しく解説しています。
方法1:無料ツールで英語の文字起こしをする
まずは費用をかけずに始める方法です。
YouTubeの自動字幕を使う
YouTubeに公開されている英語動画なら、自動生成字幕がそのまま文字起こしとして使えます。英語の自動字幕は精度が高めで、リスニング学習のスクリプト代わりになります。ただし、句読点や段落が入らない、話者識別がない、といった整形は自分で行う必要があります。
Googleドキュメントの音声入力を使う
Googleドキュメントの音声入力機能は、マイクから入った音声をリアルタイムで入力します。英語での認識精度は高く、無料で確実にテキスト化できます。ただし、スピーカーから音を流し込む方式のため、長い音声では誤認識が蓄積しやすいのが弱点です。手順や限界はGoogleドキュメントで文字起こしする方法で詳しく解説しています。
Wordのディクテーション機能
Microsoft 365のWordにもディクテーション機能があり、音声入力に対応しています。無料ツールの共通の限界は、話者識別・タイムスタンプ・ファイルのバッチ処理ができないことです。業務で使うには厳しいラインです。
方法2:AI文字起こしサービスで高精度に行う
次に、専用のAIサービスを使う方法です。音声ファイルをアップロードするだけで、話者識別やタイムスタンプ付きの整形済みテキストが出力されます。
- 長時間ファイル対応:1時間超の音声でも数分で処理が終わる
- 話者識別:インタビュー・会議で「誰の発言か」が区別される
- 編集機能:専用エディタで音声を聞きながら修正できる
音声ファイルの文字起こしを無料で行う方法や音声文字起こし完全ガイドで、ファイル型ツールの選び方を比較しています。英語学習目的ならAI活用勉強法|動画・Podcastを文字起こしして効率よく学習する方法のワークフローも参考になります。
方法3:Felo字幕でリアルタイム文字起こし+翻訳まで行う
英語音声を文字起こしした「後」に、日本語への翻訳が必要になるケースは多いはずです。海外ウェビナーの社内共有、英語インタビューの記事化、多言語会議の議事録——これらはすべて「英語のテキスト化」と「日本語翻訳」がセットです。
Felo字幕は、この2つを同時に行えます。20以上の言語を自動認識し、認識した音声に字幕を付けながら、90以上の言語へリアルタイム翻訳します。
STEP 1:Felo字幕をインストールして言語を設定する
認識言語は英語、翻訳先は日本語に設定します。自動言語検出なら設定すら不要です。

STEP 2:英語音声を再生する
会議ツール、ブラウザ上の動画、ローカルファイルなど、再生するだけで字幕が流れます。Chrome拡張を使えばブラウザ音声にも対応します。

STEP 3:文字起こしと翻訳を保存する
英語のトランスクリプトと日本語翻訳を、テキスト・SRT・PDF形式で書き出せます。

Felo字幕なら、英語の文字起こしと日本語翻訳が同時に完結します
3つの方法の比較表
| 方法 | 費用 | 精度 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 無料ツール(音声入力等) | 無料 | 中 | 短時間・学習用スクリプト |
| AI文字起こしサービス | 無料枠〜 | 高 | ファイル一括処理・話者識別が必要 |
| Felo字幕(翻訳込み) | 月額制 | 高+翻訳 | 会議・動画のリアルタイム処理 |
選び方の基準はシンプルで、「リアルタイム性が要るか」「翻訳が要るか」「話者識別が要るか」の3問で決まります。英語会議をその場で理解したいならFelo字幕、録音済みファイルの整形ならAIサービス、学習用のスクリプトなら無料ツール、という使い分けです。
英語の文字起こし精度を上げる4つのコツ
どのツールを使っても、音声と設定の工夫で精度は変わります。
1. マイクと環境を整える
ノイズは精度の最大の敵です。可能なら会議用マイク・ヘッドセットを使い、キーボード音やエアコン音を減らします。
2. 固有名詞は事前に登録する
社名・製品名・人名は認識ミスの多发箇所です。カスタム用語集(フレーズヒント)に対応するツールなら、事前登録で認識精度が大きく上がります。
3. 話者を1人ずつ近づけて録音する
遠い声・小さい声は認識率が落ちます。インタビューでは参加者全員の声が均等に入るよう配置します。
4. 訛り・専門用語が多い音声は翻訳込みで確認する
認識精度が高くても、訛りや専門用語で意味の取れない箇所は出ます。翻訳を並べて見られる環境なら、「聞き取り」と「理解」のギャップをその場で埋められます。
よくある質問(FAQ)
Q1:英語の文字起こしは日本語より精度が高いですか?
一般的には高いです。主要なAI認識エンジンは英語の学習データが最も豊富で、英語は音の切れ目が明確なため認識しやすい言語です。ただし訛りや専門用語が多い場合は精度が下がるため、ツールの事前検証は必要です。
Q2:文字起こしした英語をそのまま日本語訳できますか?
Felo字幕なら認識と翻訳が同時に動くため、書き出し時に両方揃います。他ツールでテキスト化した場合は、別途翻訳ツールに通す手間が発生します。
Q3:議事録を英語で作成するコツはありますか?
議事録特有のフォーマット(決定事項・アクション・担当者)を先に固めてから、文字起こしテキストを当てはめると効率的です。議事録を英語で作成する方法でテンプレートを解説しています。
Q4:英語の通話・電話も文字起こしできますか?
できます。Felo字幕はシステム音声をキャプチャするため、通話音声もリアルタイムで文字起こし・翻訳できます。
まとめ:文字起こし 英語は「翻訳まで含めて」設計する
- 英語の文字起こしは日本語より認識精度が出やすいが、同音異義語・訛り・スラングが弱点
- 無料ツール/AIサービス/翻訳込みリアルタイムツールの3方法を目的で使い分ける
- 業務で使うなら話者識別・タイムスタンプ・エクスポート形式が選定基準
- 英語→日本語の翻訳が必要なら、認識と翻訳が一体のツールが最短
「とりあえずテキスト化」から始めて、翻訳・共有まで含めて設計し直すと二度手間になります。目的が英語コンテンツの理解と共有なら、翻訳込みのリアルタイム字幕から始めるのが近道です。
