
オンライン会議の議事録作成に毎回30分以上かかっていませんか?会議中のメモ取りに集中するあまり、議論の本質を聞き逃してしまう——この課題を解決するのがAI会議レコーダーです。中でも tl;dv は、Zoom・Google Meet・Microsoft Teams に対応した録画・文字起こし・要約を自動化するツールとして注目されています。
しかし、tl;dv にはボット参加が必須であることや、リアルタイム翻訳への対応が限定的であるなどの制約もあります。本記事では、tl;dv の機能・料金・使い方を徹底解説するとともに、ボット不要でリアルタイム翻訳を実現するFelo字幕との違いを比較します。
tl;dvとは
tl;dv とは、Zoom・Google Meet・Microsoft Teams の会議を自動録画し、AI による文字起こしと要約を生成するクラウド型会議レコーダーである。2022年にイスラエルで創業され、ミーティングボットが会議に参加して録画・書き起こしを行う仕組みを採用している。
tl;dv の名称は “too long; didn’t view”(長すぎて見なかった)の略であり、会議録画を全て視聴する必要なく、AIが要点を抽出するというコンセプトを表しています。2026年現在、世界で100万人以上のユーザーが利用しており、特に営業チームやカスタマーサクセスチームでの活用が広がっています。

tl;dvの主要機能
tl;dv が提供する主要機能を以下にまとめます。
会議録画と文字起こし
- 自動録画:ボットが会議に参加し、映像と音声を自動録画
- AI文字起こし:30以上の言語に対応した自動書き起こし
- 話者識別:参加者ごとに発言を分離して記録
- タイムスタンプ付きメモ:会議中に重要ポイントをマーク可能
AI要約と分析
- 会議サマリー:会議終了後にAIが自動で要約を生成
- アクションアイテム抽出:次のステップや担当者を自動特定
- カスタムテンプレート:営業ミーティング、1on1、スプリントレビューなど用途別テンプレート
- キーワード検索:過去の会議から特定のトピックを横断検索
外部ツール連携
- CRM連携:Salesforce、HubSpot へ会議要約を自動送信
- プロジェクト管理:Notion、Slack、Asana と連携
- 共有機能:会議のハイライトクリップを作成・共有
tl;dvの料金プラン
| プラン | 月額料金 | 主な機能 | 制限事項 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 録画無制限、AI要約10回/月 | CRM連携なし、ストレージ制限あり |
| Pro | $25/月 | AI要約無制限、CRM連携 | チーム管理機能なし |
| Business | $59/月 | チーム分析、カスタムワークフロー | — |
| Enterprise | 要問合せ | SSO、専用サポート、SLA保証 | — |
※ 年額プランでは約20%の割引が適用されます。Freeプランでは月間10回までのAI要約生成が可能ですが、本格的なチーム利用にはProプラン以上が必要です。
tl;dvの使い方(導入5ステップ)
tl;dv の導入は以下の5ステップで完了します。
- アカウント作成:tl;dv の公式サイトでメールアドレスまたはGoogleアカウントで登録(所要時間:約2分)
- カレンダー連携:Google Calendar または Outlook カレンダーを接続し、今後の会議を自動検出
- ボット設定:録画対象の会議種別を選択(全会議 or 指定した会議のみ)
- 初回会議:次の対象会議にボットが自動参加し、録画・文字起こしを開始
- 要約確認:会議終了後、ダッシュボードでAI要約とフルトランスクリプトを確認
注意点:ボットが会議に参加すると、他の参加者に「Recording Bot」として通知されます。これにより参加者がボットの存在を認識するため、事前に社内周知しておくことを推奨します。
tl;dvの制限事項と注意点
tl;dv を導入する前に把握しておくべき制限事項があります。
ボット参加が必須
tl;dv は会議にボットを参加させる方式を採用しています。これにより以下の課題が発生します。
- 参加者への心理的影響:録画ボットの存在が会議の雰囲気を変える可能性がある
- 参加人数への影響:ボットが1名としてカウントされ、参加上限に影響する場合がある
- 社外会議での使いづらさ:取引先との会議でボット参加の許可を取る必要がある
リアルタイム翻訳非対応
tl;dv は会議後の文字起こしに特化しており、会議中のリアルタイム翻訳には対応していません。多言語チームや国際会議では、会議中に他言語の発言を即座に理解できないという課題が残ります。
その他の制限
- Freeプランではストレージに制限があり、古い録画が自動削除される
- オフラインでの使用が不可(完全クラウド依存)
- 対面会議やハイブリッド会議への対応が限定的

tl;dv と Felo字幕の比較
tl;dv とFelo字幕は、どちらもAIを活用した会議支援ツールですが、アプローチが根本的に異なります。
| 比較項目 | tl;dv | Felo字幕 |
|---|---|---|
| 動作方式 | ボットが会議に参加 | システム音声をキャプチャ(ボット不要) |
| 主な用途 | 会議後の振り返り・要約 | 会議中のリアルタイム理解 |
| 翻訳機能 | 文字起こし後の翻訳(30言語) | リアルタイム翻訳字幕(90言語以上) |
| プライバシー | ボットが参加者として認識される | 他参加者からは見えない |
| 料金(個人) | $25/月(Pro) | $9/月(Personal) |
| 対応プラットフォーム | Zoom, Meet, Teams | 全アプリ対応(システム音声キャプチャ) |
動作方式の違い
tl;dv はミーティングボットとして会議に参加するため、参加者全員にその存在が認識されます。一方、Felo字幕 はデスクトップアプリがシステム音声を直接キャプチャするため、ボットなしで文字起こしと翻訳を実現します。
翻訳能力の違い
tl;dv は会議終了後にトランスクリプトを翻訳する方式であるのに対し、Felo字幕は会議中にリアルタイムで翻訳字幕を表示します。Teams でのリアルタイム翻訳やWebex での文字起こしなど、あらゆるビデオ会議プラットフォームで即座に多言語理解が可能です。
プライバシーとコンプライアンス
Felo字幕のボット不要方式は、プライバシーの観点で大きなアドバンテージがあります。録画ボットが参加しないため、参加者に心理的な圧迫を与えず、コンプライアンス面でもシンプルです。
Felo字幕なら、ボットなしでリアルタイム翻訳+文字起こしを同時に実現
利用シーン別おすすめ
どちらのツールが適しているかは、利用シーンによって異なります。
tl;dv がおすすめなケース
- 営業チーム:商談録画をCRMに自動連携し、商談分析に活用したい場合
- マネージャー:参加できなかった会議の要約を後から確認したい場合
- 1on1管理:過去の1on1記録を横断検索してフィードバック履歴を管理したい場合
Felo字幕がおすすめなケース
- 多言語会議:日本語・英語・中国語が混在する国際チームで、会議中にリアルタイムで全発言を理解したい場合
- 社外ミーティング:取引先との会議でボット参加が難しい状況で、議事録を残したい場合
- ウェビナー視聴:外国語のオンラインセミナーや研修を字幕付きで理解したい場合
- プライバシー重視:録画ボットの存在を避けたいチーム(心理的安全性の確保)
会議メモの取り方に課題を感じている方は、まず無料プランで体験してみることを推奨します。

よくある質問(FAQ)
Q1: tl;dv の無料プランはどこまで使えますか?
tl;dv のFreeプランでは会議録画は無制限ですが、AI要約生成は月10回まで、ストレージには制限があります。CRM連携やカスタムテンプレートはProプラン($25/月)以上が必要です。
Q2: tl;dv のボットは参加者にバレますか?
はい、tl;dv のボットは会議参加者リストに表示されます。「tl;dv Notetaker」という名前で参加するため、全参加者にその存在が認識されます。事前に参加者の同意を得ることが推奨されています。
Q3: tl;dv はリアルタイム翻訳に対応していますか?
tl;dv は会議後のトランスクリプト翻訳には対応していますが、会議中のリアルタイム翻訳字幕には対応していません。リアルタイム翻訳が必要な場合は、90言語以上に対応するFelo字幕が適しています。
Q4: Felo字幕はどのビデオ会議ツールで使えますか?
Felo字幕はシステム音声をキャプチャする方式のため、Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexなど、プラットフォームを問わず全てのビデオ会議ツールで使用可能です。
Q5: tl;dv と Felo字幕を併用することはできますか?
はい、併用可能です。tl;dvで会議後の要約とCRM連携を行い、Felo字幕で会議中のリアルタイム翻訳を活用するという使い分けが効果的です。
Q6: 日本語の文字起こし精度はどちらが高いですか?
どちらも日本語の文字起こしに対応していますが、Felo字幕は20以上の認識言語に最適化されており、特に日本語を含む多言語環境での精度に強みがあります。tl;dvは英語をベースに開発されているため、日本語特有の敬語や専門用語の認識精度はやや劣る場合があります。

まとめ
tl;dv は会議の録画・文字起こし・AI要約に特化した優秀なツールですが、ボット参加が必須であること、リアルタイム翻訳に非対応であることなど、利用シーンによっては制約が生じます。
一方、Felo字幕はボット不要のシステム音声キャプチャ方式を採用し、会議中のリアルタイム翻訳(90言語以上)を月額$9から提供しています。特に以下の条件に当てはまる方には、Felo字幕が最適です。
- 多言語会議でリアルタイムに発言を理解したい
- 録画ボットの参加が社外会議で許可されない
- コストを抑えつつ、高品質な文字起こしと翻訳を両立したい
- プライバシーを重視するチーム文化がある
まずは無料プランで両ツールを試し、自社の会議スタイルに合ったソリューションを選択してみてください。
